リードについての雑感。
よく、ここを削るとどうなる。というような問題解決法を書いたものを見ますが、現状はそんなに単純ではありません。
この問題を解決するためにAの部分をけずったら、その問題は解決したが、他の問題が出てきたので、その問題を解決するために、Bの部分を削る。
などといった手順(かなりアバウトですが。)が必要となってきます。
要するに一筋縄ではいかないのです。
しかも、その調整の手順が頭に入っていないと、ほとんどのリードを削りすぎてしまって、最終的にはリードをつぶしてしまいます。
このことは、経験をつまないとわかりりませんし、僕でも完璧ではありません。
だから、自分自身のリードメソッドの確立が必要だと僕は考えます。
よくリードは生き物だといわれますが、実は、木材などと一緒で、材料自体は死んでいるのです。水に触れる、乾くといったプロセスの連続で変化しますが、あとは完成させてからの、振動を加えることによる材料のへたりが変化と見なされるだけであって、それは「材料は振動させるたびに硬化して、弾力がなくなる。」といった法則に基づいたものであり、その変化しかしません。
これは、葦の性質によるものです。
よくオールドの弦楽器はよいとされていますが、それは、弦楽器の材料の木材が経年変化によって堅く締まってくるからだといわれています。
ファゴットも同じで、よい楽器は一生ものです。
クラリネットやオーボエは、材料の木材が振動を加えるとともに、劣化していくそうです。
なんだか収集がつかなくなってしまいましたが、リードというのは、振動を加えるとともに、堅く、振動しにくくなっていくものです。なのでそれを見越して、リードを仕上げると、だいたい間違いは起きないと僕は考えます。